
咬み合わせとは、上顎・下顎を閉じた際の歯の接触状態のことを指します。この位置関係が崩れた状態を“咬み合わせが悪い”と言います。
咬み合わせが悪くなる原因はいくつかありますが、おもに頬杖や指しゃぶりなどが挙げられます。他にも、痛くなった歯を使わないように他の場所でものを咬んでいるうちに、だんだん顎の位置が狂い、咬み合わせが悪くなってくるケースもよく見られます。
咬み合わせの悪さは「顎関節症」の原因になります。顎関節症とは、顎の関節の周りで何らかの要因で痛みや機能低下(口があかないなど)が起きることを言います。おもに若い女性に多くみられると言われており、自然に治ることもあれば、日常生活もままならないほどの症状に悩まされることも。また、軽い症状でも放置しておくと、ある日突然口があかなくなるということもあるので注意が必要です。顎を動かしたときに「カクカク」「ジャリジャリ」「ミシミシ」鳴る・顎が痛い・口があかない・閉じないといった症状のある方は、なるべく早く歯科医院で診てもらいましょう。
咬み合わせの悪さは顎関節症だけにとどまりません。ずれた咬み合わせが続くことによって、顎周囲の筋肉が緊張し血行が悪くなって、頭痛や肩こりといった症状があらわれることがあるのです。
他にも不自然な咬み合わせのせいで耳鳴りがしたり、不眠症になったりすることもあります。生理痛・生理不順などの婦人科系の病気やイライラしやすいという方も、もしかしたら咬み合わせの悪さが原因になっているのかもしれません。
咬み合わせの治療は及ぼす影響を踏まえたうえで、それぞれの症状に合わせた治療をすることが大切です。以下におもな治療法をご紹介します。
クラウン・ブリッジ・詰め物などを調整することで咬み合わせを整えます。歯の長さや横幅のバランスを調整すると同時に、見た目の美しさも回復させます。
就寝時にマウスピースを装着し、歯や顎にかかる負担を軽くします。くいしばりや歯ぎしりをする方には有効な治療です。
部分的に歯を矯正して、歯の傾きなどを調整します。1~2本の歯に絞って行う矯正ですが、よい効果が期待できます。
補綴(入れ歯)よる治療
補綴(クラウン)+部分矯正による治療
部分矯正による治療
部分矯正(咬合誘導)による治療
咬み合わせの悪さは、その人の癖や習慣に基づくことが多く、自分ではなかなか調整しづらいものです。また、原因不明の体調不良の原因が、実は咬み合わせにあるということも気付かれにくいようです。慢性的に辛い症状を抱えてお悩みの方は、ぜひ一度歯科医院の受診をお勧めいたします。






























